(iPad 互換 iOS 4.2 以降が必要。)
iPad版の「Prezi」は残念ながらビューア専用のアプリとなり、プレゼン資料本体の制作はWebブラウザで行うため、インターネットに接続されたMac/PCが必要です。
Preziとは、PowerPointやKeynoteなどと同じプレゼンテーションツールなのですが、大きな特徴として、プレゼン画面が全て一枚の大きなボードに集約されており、その中でズームイン・ズームアウトを繰り返しながらプレゼンを進めていく。という形式があります。
言葉では分かりにくいと思いますので、Preziでどんなプレゼンが作れるのか、サンプルとして以下の動画をご覧ください。
この動画自体Preziで作られており、PowerPointやKeynoteのように、スライドを1枚ずつめくってプレゼン進める形式ではなく、公式サイトでは「ズーミング・プレゼンテーション」と表現されています。
WebサイトのFlashなどではよくある手法なのですが、PreziはFlashを使用していないため、iPadからアクセスしても再生できます。
また、Preziには専用の制作アプリケーションがある訳ではなく、Webブラウザでオンラインサイトにアクセス&ログインした上で、オンライン上で制作・編集・保存していきます。
ですので、まずはオンラインサイトでSign upして、無料のPublic版アカウントをゲットする必要があります。
日本語で新規Preziを制作される時は、事前に少し設定が必要ですのでこちらの記事を参考にされてください。
残念ながら日本語対応されてはいるものの、フォントは1種類しかなく、漢字も中国語に近いフォントなので今後のアップデートに期待したいです。
ということで、早速テンプレートから作成してみました。
MacのSafariで作業したのですが、トラックパッドでのズームイン・ズームアウトが直感的で分かりやすかったです。
以下、Preziで初めて作ったものですが、このくらいであればPreziでの作り方を習得しつつ30分くらいで簡単にできました(残念ながらiPhoneでは見れないのですが、iPadをご利用の方は「Prezi」をインストールされた上でこちらからどうぞ)
ここで一点注意事項があります。
facebookアカウントをお持ちであれば、メールアドレスの登録をする必要がなくアカウントを作ることができ簡単なのですが、その方法でアカウントを作成すると、パスワードを設定することができなくなってしまうため、iPad版の「Prezi」にログインすることができません。
さて、Preziは面白く印象的なプレゼンを作れるツールだと思いますが、2012年2月時点ではiPad版の「Prezi」での再生順番が、ブラウザで再生される順番と違ったり、再生動作が不安定だったりします(^^;)
一つ一つ転送しなくても自動で資料が表示される |
これはオンラインで制作・保存しているメリットの一つですね。
もちろん、必要なプレゼン資料はiPadにダウンロードしておけば、オフライン環境でもiPadで再生が可能ですので、プレゼン会場のネットワーク環境が心配な場合は、必ず事前にiPadにダウンロードしておくようにしましょう。
iPadでのマルチタッチ操作をサポート |
このあたり、PowerPointやKeynoteなどと違って直感的だなと感じます。スライド形式のプレゼンの場合、想定外の話の流れでちょっと前のスライドに戻ったりする時って結構手間で、しかも一旦プレゼンの流れが止まってしまうので、見ている側としてもあまり良いとは言えないんですよね。
Preziは、Public/Enjoy/Proの3グレード構成 |
年間159ドルのProアカウント(30日間のトライアルあり)にアップグレードすることで、PowerPointやKeynoteのように、オフラインでもMac/PCから「Prezi Desktop」という専用アプリケーション(Adobe AIRアプリ)で制作・編集ができるようになります。
これからどんどん改良が行われていくと思いますが、Macでのプレゼンテーションツールの選択肢を増やすという意味でも、ぜひ日本語環境もさらにアップグレードしていって欲しいですね!
Prezi Viewer
カテゴリ: 仕事効率化
価格: 無料
※価格や機能等は変更になることがありますので、ご注意ください。
※平成24年2月8日現在の情報です。