2012年7月30日月曜日

【イベント開催レポート】長崎アップルユーザグループ定例会(Jul, 2012)テーマは「Mountain Lion がやってきた!」でした。

長崎アップルユーザグループの定例会レポートです。

2012年7月の定例会は、7月28日(土)18時~JR長崎駅前の「えきまえ」いきいきひろばにて開催しました。

今月のテーマは「Mountain Lion がやってきた!」という事で、定例会の数日前にリリースされたのOS X Mountain Lionについて取り上げ、OS X Lionからどのように進化を遂げたのか、新機能などを検証しました。

今月の定例会内容をレポートします。
外が明るくても液晶テレビなら見やすいです
今回も前回からの流れで評判の良かった液晶テレビとApple TV組み合わせで、待望のMacからのAirPlay機能でデモを行いました。やはりとても便利です。

OS X Mountain Lionでは200を超える新機能が追加されたということで、全てを検証するのは不可能ですが、主要なものから順番にデモ。

今回は私のMacの準備不足で、しくさんのMacでメインにデモを行って頂きました。

まずMacでのAirPlay機能で注意点として、ハードウェア的な制限があるので、全てのMacと
Apple TVの組み合わせで実現できる訳ではないようです。
Appleのサイトから引用してみました。
AirPlay Mirroring requires a second-generation Apple TV or later, and is supported on the following Mac models: iMac (Mid 2011 or newer), Mac mini (Mid 2011 or newer), MacBook Air (Mid 2011 or newer), and MacBook Pro (Early 2011 or newer).
Apple TVは筺体が黒のモデルであればOKですね。Macはそれぞれ2011年モデル以上が必要のようです。
Macでも音声入力機能がサポートされました
次にiPhone/iPadでおなじみの音声入力機能がMac OSでもサポートされました。
音声からテキストへの変換は専用サーバを利用しているようですので、インターネット回線が必要です。

日本語の認識は難しいと言われていますが、方言を使わない標準語であれば、漢字も含めてかなりの認識率が実現されています。また、人名などは予め連絡先に登録しておけばOKです。
通知センターもサポートされました
また、iPhone/iPadの独自機能だった通知センターもMac OSでサポートされました。
画面最右上がspotlightではなく通知センターに変更になっています。

通知スタイルもiOSと同じように選択できるので、両OSでの一貫性が保たれています。
その他の新機能を見ても、iOSとMac OSの融合がかなり進んできている印象を受けます。
バックアップなど非常に便利なPower Nap機能
さらに、Mac OS独自の新機能としてPower Napが搭載されました。

これはとても便利な機能で、Macのスリープ状態を活用し、iCloudとの同期やTimeMachineバックアップ、ソフトウェアアップデートなどを、バックグラウンドでスリープ状態のままでランプやファンも作動することなく行う機能です。

通常、Macを利用している時にこれらの動作が行われると、少なからずCPUやメモリを占有し体感的に動作が遅くなる場合があります。
スリープして電源につなげている状態。つまり夜間などの利用していない時間を上手に活用する、素晴らしい機能だと思います。ぜひオンにしておきたい機能ですね。
iChatはiMessage機能を持つメッセージに変更
さらに、OS X Mountain Lionでは今までのアプリ名称がiOSに合わせて変更になっています。

例えばiCalがカレンダーになったり、アドレスブックが連絡先になったり。
さらに、iChatはiMessage機能を持ったメッセージに変更されました。

iCloudのiMessage機能をオンにして登録したメールアドレスや電話番号宛にメッセージを送信すれば、iPhoneでもMacでも同期された同じように利用できます。
SMSやMMSがデバイス限定だったことを考えると、大きな進歩ですね!

その他にも様々な新機能があり、時間ギリギリまで一つずつデモしていきました。が、やはり全ては検証できなかったので、気になる方はこちらの公式サイトにて全ての新機能をチェックされてみてくださいね。


以上、7月の定例会レポートでした。

来月の定例会は、通常の第3土曜日の8/18(土)に開催します。
※来月の会場は6号室になります。

内容は「クラウド最前線!様々なクラウドサービスを比較してみよう」ということで、AppleのiCloudはもちろん、EvernoteやDropBoxなどiOSデバイスで大人気のクラウドサービスや、GoogleのGoogle Drive、MicrosoftのSkyDriveなど様々なクラウドサービスを比較検証してみようと思います。

詳細は後日メーリングリストにて告知しますが、来月も皆さんどうぞよろしくお願いします!

※価格や機能等は変更になることがありますので、ご注意ください。
※平成24年7月28日現在の情報です。

2012年7月25日水曜日

【Apple BUレポート】第36回「ズーミングプレゼンテーションツールPreziがビジネスで生かされるために」講師:中村 純一 氏

2012年7月18日(水)19:00~20:00に、Apple Store 福岡天神にて第36回となるApple BUを開催しました。

第36回Apple BUは、iPad活用研究会 佐賀支部などを主催されている中学校教諭の中村 純一 氏に「ズーミングプレゼンテーションツールPreziがビジネスで生かされるために」というタイトルで講演して頂きました。

私もこのブログで先日Preziのレビューを投稿していたため、個人的にもとてもタイムリーな話題で面白かったです。

今回の講演内容をレポートします。

まずPreziの特徴として、これまでのプレゼンテーションツールが紙芝居のようにページ遷移が基本になっているのに対し、Prezi一枚の大きなキャンバスの中をズームイン・アウトなどを利用して自在に移動しながらプレゼンテーションを行います。

PreziはWebアプリで基本的に無料で利用できます。
有料版もあり、無料版との違いは制作したプレゼンテーション資料を一般公開しない設定を選択できるなどがあり、また、Pro版やEducation版もあるのでニーズに合わせて利用できます。
MacでもiPadでも利用できるPrezi
Preziの特徴である写真の「拡大縮小」やスムーズな移動を取り入れることで、視覚的に分かりやすくダイナミックなプレゼンを演出できます。
動画や写真を取り込んだり、YouTubeリンクを貼ることもできるそうです。

ただ、Preziの日本語モードで文字入力すると、文字間隔など不満に思う方もいるそうで、そんな時は中国語モードで入力すると良いそうです。フォントの種類が限られるので文字を画像化して貼り付けるなど対応が必要な場合もあるそうです。

また、PowerPointもインポートできるようですが、やはりデザインやレイアウトなど崩れることがあるので、JpegやPDFとして書き出して貼る方が良いとのことで、PreziはGIFアニメには非対応だが、FlashアニメはOKだそうです。

次に、Preziのファイル制作のプロセスについて。
まずテンプレートを選択し、プレゼン情報や素材の入力。さらにカット割りを決めるような順番になるそうです。

さらに、Preziの面白い機能として、前のフレーム(スライド)に戻りたい時に簡単に「寄り道」ができるということで、文章で表現するのはちょっと難しいのですが、通常Keynoteなどだと前のスライドに戻る時に、何枚もスライドを遡ったりする必要があるのが、Preziでは1枚の大きなキャンバスで構成されているため、任意の場所に寄り道するのがとても簡単です。
非常に特徴的なズーミングプレゼンテーションツール
制作したプレゼンデータは無料版だと一般公開され、Facebookと連携してシェアしたり、WebアプリでありながらPreziデータをMac/PCのデスクトップに書き出すことができます。

さらにPreziはiPadとの相性が素晴らしく、iPadでは残念ながらPreziのコア技術であるFlashが利用不可なのでSafariなどでは利用できないが、Prezi ViewerでiPad利用できます。

Prezi Viewer App
カテゴリ: 仕事効率化
価格: 無料


Preziを利用するには公式サイトでユーザ登録が必要ですが、気軽に始められるようにFacebookアカウントを持っている方であれば、どなたでも簡単な設定で利用可能です。

また、特徴的なPrezi回転機能ズーム機能はプレゼンの際に目を引いて効果的なのですが、調子に乗って多様し過ぎると、観る側にとって見辛いプレゼンになってしまうので、利用はほどほどに抑えた方が良いプレゼンとなるそうです。

さらに、Preziはプレゼンツールではあるが、プレゼンだけに縛られるのではなく、色々な使い方ができる。ということで、例えばiPad操作で直感的なズーム機能や回転機能を利用して、宝探しゲームのような面白いものも簡単に作れるというデモをされました。

最後に、Preziにはミーティング機能があり、こちらの機能も会場内でデモを行われ、同一のWi-Fi環境になくても、最大10名まで同時にPreziファイルにアクセスして共同編集でき、オンラインの人はアバターで表示され、編集はリアルタイムで反映されていました。

Preziのミーティング機能には、チャット機能はついていないが、テキストボックスを同時に編集することでチャットの代用が可能で、複数の方がリアルタイムに書き込みができるということです。



以上、第36回Apple BUのレポートになります。

Macで利用できるプレゼンテーションツールはKeynoteやPowerPointが有名ですが、Preziは基本機能が無料ということと、やはりズーミングプレゼンテーションツールという名のごとく特徴的な動作ができるので、ぜひ活用されてみてください。

中村先生、平日でお忙しいところ佐賀からお越し頂きありがとうございました。
またぜひよろしくお願いします!

※価格や機能等は変更になることがありますので、ご注意ください。
※記事内容は平成24年7月25日現在の情報になります。


2012年7月4日水曜日

【イベント情報】長崎アップルユーザグループの定例会(Jul, 2012)を開催します。7月のテーマは「Mountain Lion がやってきた!」

長崎アップルユーザグループの定例会のご案内です。

メンバーにはメーリングリストにて告知していますが、2012年7月の定例会は通常の第3土曜ではなく、第4土曜日である7月28日(土)の18時〜JR長崎駅前に「えきまえ」いきいきひろばにて開催します。
※7月は15号室での開催になります。
「えきまえ」いきいきひろば
18〜19時 座談会(「えきまえ」いきいきひろば 15号室)
19〜20時 懇親会(別会場)

7月の座談会の主な内容は、「Mountain Lion がやってきた!」ということで、7月にリリース予定のOS X Mountain Lionについて取り上げ、OS X Lionからどのように進化を遂げたのか、新機能などを検証していきたいと思います。

今回も懇親会の会場は、参加人数によって決定します(会費は3,500円程を予定)

この定例会は、長崎アップルユーザグループのメンバー限定ですが、長崎アップルユーザグループはどなたでもお気軽にご参加頂けますので、ご興味がおありの方はお気軽に私までお問い合わせください(^^)

2012年7月3日火曜日

【イベント情報】2012年7月のApple BUテーマは「ズーミングプレゼンテーションツールPreziがビジネスで生かされるために」中村 純一 氏

第36回となる2012年7月のApple BUは7月18日(水)19:00~20:00に、Apple Store 福岡天神にて開催します。
※Apple BUとは、毎月第3水曜の夕方から、Apple Store 福岡天神にて開催している、参加無料のセミナーイベントです。
ビジネスの現場でApple製品(Mac・iPhone・iPadなど)を利用しているユーザ向けに、毎回特定のテーマで「ビジネスに活かすApple」をキーワードに開催しています。
第36回のApple BUは、iPad活用研究会 佐賀支部などを主催されている中学校教諭の中村 純一 氏にご講演頂きます。
中村 純一 氏(中学校教諭)
今回のタイトルは「ズーミングプレゼンテーションツールPreziがビジネスで生かされるために」。

話題のプレゼンテーションツールPreziについて、どんな機能や特徴があるのか、iPadでのプレゼンの際にPreziを利用するメリットなどについてご紹介頂きます。


1:Preziの概要
・ウェブアプリケーション、アカウントの種類とメリット、デメリット
・iPadとの親和性の高さ
・Preziファイル上における素材

2:Preziならではのプレゼンテーションとは?
・ズーミングを生かす。
・多様な動きを多用せず、効果的に使用する。
・全体のイメージが捉えやすくなるように

3:iPadとの親和性の高さ
・Preziはズーム&回転が簡単にでき、その操作はiPadのピンチングと非常にマッチしている。
・寄り道も簡単、また、時間があまったときのためのスライドも用意しておける。

4:Prezi meetingについて
・最高10人まで、1つのファイルを共同製作ができる。
デモあり。

5:質疑応答


また、Apple BU終了後には懇親会を開催しますので、ご参加いただける方は当日スタッフまでお伝えください!



【講師プロフィール】

中村 純一(なかむら じゅんいち)

佐賀県内で公立中学校の英語教諭を務める。
研究分野は、道徳教育を中心として、ICT利活用教育、統計教育、演劇教育、放送教育、情報モラル教育、家庭学習支援などがあり、近年は韓国ICT教育の現場へ取材を重ね、現地教師たちの生の声に耳を傾けるなど、教育におけるICTの導入の在り方を国際的な視野から考える研究に取り組んでいる。

一方、プライベートでは、iPad活用研究会佐賀支部の支部長を務め、iPadを仕事や趣味に使いたいという人々と共に、ビジネスや趣味にiPadを生かす方法などをテーマとした学習会を開くなどのCSO活動に取り組んでいる。2012年3月には、佐賀県立男女共同参画センター「アバンセ」において、「iPadを活用したプレゼンテーション講座」という県民チャレンジ講座の講師も務めている。