長崎アップルユーザグループの定例会レポートです。
2019年11月の定例会は、11月16日(土)18時~JR長崎駅前の
「えきまえ」いきいきひろばにて開催しました。
11月のテーマは「
macOS Catalina の新機能について!」ということで、iPhone と違ってなかなかすぐに最新 OS にアップデートしづらい macOS ですが、最新 OS にはどのような新機能が搭載されたのか、実機でデモしていきました。
今回の新 OS のバージョンは、macOS 10.15。カリフォルニアの「サンタ・カタリナ島」が由来のようです。
今回もアップデート無料で、「MacBook Air」「MacBook Pro」「iMac」「Mac mini」なら2012モデル以降。「MacBook」は2015、「iMac Pro」は2017モデル、「Mac Pro」は2013モデル以降が対応しているようです。
今回特徴的なのが、
32 bit アプリの対応が終了になってことでしょうか。一つ前の OS Mojave までは互換性を考慮して対応していたのですが、今回は完全64 bit 化ということで、昔から業務で利用しているアプリケーションの中には、全く動作しなくなるものも出てくると思います。
続いて、今まで長く親しまれてきた iTunes アプリケーションが廃止になり、機能ごとに個別アプリになりました。
ミュージック:音楽
TV:テレビ番組や映画
Podcast:Podcast
ブック:オーディオブック
という感じです。iPhone のバックアップや復元は Finder がサポートするので、今まで利用してきた機能の中で、使えなくなるものはなさそうです。
今回の OS から
Sidecar という機能が搭載され、基本機能として iPad をセカンドディスプレイとして利用できるようになりました。有線でも Wi-Fi でも接続可能で、AirPlay メニューから設定しますが、異なる Apple ID で設定されている Mac とiPad では、残念ながら接続できませんでした。
次に、
スクリーンタイムの設定が可能になりました。
これは、iPhone の設定と同様ですが、画面を見ない時間帯を設定することができます。ペアレンタルコントロールの一環としても利用価値は高そうですね。
面白いのが、アプリケーションごとに使用時間の制限も可能のため、ブラウザを一日1時間以上使用させないといった制限も掛けられるようになりました。
続いて、
Mac Catalyst。これはユーザが意識して利用するものではないのですが、iPad 用のアプリを Mac で使えるようになるというものです。
今までアプリ開発者は iOS 用と Mac 用でアプリケーションをそれぞれ別途作成する必要がありましたが、この機能の提供により iOS アプリを作れば自動的に Mac 用アプリになるため、開発の手間がかなり楽になるのではないでしょうか。
そして、今まで「友達を探す」と「iPhone を探す」の2アプリで提供されてきたものが「
探すアプリ」に合体しました。今まで、iPhone を失くしてしまった場合など、ブラウザで iCloud にアクセスして探す必要がありましたが、今後はアプリ単体で簡単に探せるようになります。もちろんサウンド再生や通知、デバイス消去も可能です。
また、
メモアプリはギャラリー表示機能が追加されたり、メモの共有も可能になりました。同様に、
リマインダーアプリも大幅なアップデートがあり、Catalina 以降でなければ macOS との同期ができなくなりました。これを知らなかった私は Mac と iPhone のリマインダーの同期ができず、途方に暮れています笑
以上、11月の定例会の報告でした。
次回12月の定例会は、12月14日(土)に開催します。
※会場は6号室です。
内容は「
毎年恒例プレゼント大会!」ということで、前田さんから各地の AUGM を回ってゲットされてきた賞品をご提供頂き、プレゼント大会を開催します!
詳細は後日メーリングリストにて告知しますが、皆さんぜひよろしくお願いします!
※掲載商品の価格や機能等は変更になることがありますので、ご注意ください。
※2019年12月1日現在の情報です。