私の日々の仕事において、使わない日はないと言い切れる「Illustrator」や「InDesign」などのAdobe製品。
弊社では、Adobe Creative Suite 2の頃からずっと、Adobe公式サイトのAdobe Creative Suite 出力対応店に掲載頂き、最新バージョンに出力対応してきました。
今回、初めて「Adobe Illustrator、InDesign プレリリースプログラムのご案内」というメールが届き、何かなと思ったら、いわゆるβプログラムへの参加案内でした。
この度、アドビシステムズでは、Illustrator と InDesign の次期バージョンとなります CS6 のプレリリースプログラム(βプログラム)を実施することとなりました。プレリリースプログラムは、発売開始前である新しいバージョンの製品をいち早くご試用いただくためのプログラムです。Adobe社は昨年よりCreative Suiteに関して、メジャーバージョンアップ(CS 5 / CS 6など)とマイナーバージョンアップ(CS 5.5 / CS 6.5など)を1年毎に行い、現行のCS 5.5が2011年の春に発表されたので、次期CS 6が2012年の春にリリースされる予定です。
最近ではバージョンアップポリシーの改訂があったりで何かと話題になっていますが、ビジネスで毎日使うツールとして、特にデザイン・印刷業界では不動のスタンダードツールであることは間違いありません。
これまでAdobe Creative Suite 出力対応店に登録している企業に対しては、特別な優待はなかったのですが(Print Service Provider の特典は別として)、今回の案内にはちょっと驚きました。
Adobeのプレリリースプログラム自体に申し込むことは、前からできていたのですが、出力検証が必要な印刷会社向けに「Illustrator」や「InDesign」のベータ版を優先して提供してくれるというのは助かります。
実際のところ、出力検証というのはかなりの時間と労力を要する作業で、今までは新バージョンがリリースされた後でパッケージを購入して検証。となるので、実稼動までにはある程度の時間が必要でした。
一般リリースより前に、ベータ版の状態でも検証ができれば、今までよりは早く対応できるはずです。たぶん(^^;)
最近でこそ、最終データをPDFに書きだして刷版することで「Illustrator」や「InDesign」独自機能のトラブルを最小限に避けられるようになりましたが、それでも新機能の情報を事前にチェックできるだけでも精神的にありがたいです。
早速プログラムに申し込んでみたので、ベータ版が提供されたら色々と新機能を検証してみようと思います!
※価格や機能等は変更になることがありますので、ご注意ください。
※平成24年2月1日現在の情報です。