2012年1月31日火曜日

【iPhone/iPadアプリレビュー】Pogoplug for iPhone/iPad:プライベートクラウドにいつでもどこからでもアクセスできる専用アプリ

今回は、先日購入して製品レビューを書いた「Pogoplug Series 4」の続編レビューということで、iPhone/iPad(Android版もあり)の専用アプリ「Pogoplug」のレビューです。

(iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 4.2 以降が必要)

タイミングの良いことに、ちょうど昨日のver 4.3.4アップデートでアプリアイコンが変わったので、このアプリアイコンでのレビュー記事は初かも知れません。

といっても、大きく変わったのはアプリアイコンだけのようで、機能的には写真やビデオをアプリのセレクタスクリーンから直接アップロードできるようになりました。

個人的には、もう少しアプリのインターフェイスデザインに改良を加えて欲しいところなのですが(^^;)
Pogoplug for iPhoneの基本画面
アプリの特徴としては、「音楽・写真・ビデオ・ファイル・共有・お気に入り・設定」の7項目で分類されており、もちろんファイル名での検索も可能です。

また、「~.docx」や「~.xlsx」のOfficeファイルもアプリ上でプレビューでき、必要があればGoodReaderEvernoteなどの別アプリと連携することも可能です。
写真もビデオも時系列で表示
さらに写真やビデオはiPhotoのように時系列で表示され、プレビューや視聴もすぐにできるのですが、ビデオに関しては予めPogoplug側で最適化されている必要があります。

Webブラウザで「https://my.pogoplug.com/」にアクセスすると表示されることがある「メディアの処理中です」というメッセージがその処理なのですが、公式サイトによると

・マルチメディア情報のインデックス化
・画像や動画のサムネイルの作成
・画像や動画のタイムラインの作成
を行っているようです。
しかし、ビデオのコーデック変換には多大な時間が必要で、私のPogoplugデバイスにはSSDを接続しているのですが、それでも映画1本を変換するのに数時間(ほとんどの場合、実際の上映時間よりも長く)かかっていました。

iPhoneやiPadでビデオを再生する必要がない場合は、このコーデック変換の設定は「オフ」にしていた方が良いと思います。
新しいビデオファイルをSSDに追加する度に、このコーデック変換処理が行われると、その間ずっとPogoplugデバイスへのアクセス速度が目に見えて遅くなってしまいますので。

とは言うものの、一度変換したビデオファイルの再生はスムーズで、iPhoneの3G回線環境でもそれなりに再生されました(もちろんWi-Fi環境ほど快適ではありませんが)
フォルダ構造はMacと同じです
Officeファイルや画像ファイルについては、3G環境でもストレスなく利用できたため、プライベートクラウドとしては実用の域に達していると思います。

私の環境では少なくとも、Dropboxやbox.netなどのパブリッククラウドサービスよりは高速に利用できています。

外出先でMacからアクセスする際は、イーモバイルのGP02を利用しているのですが、おおむねiPhoneの3G回線よりも快適に利用できます。

ただし、「Pogoplug」本体の機種やPogoplugを接続する有線LANの速度、それにPogoplugに接続するデバイスの速度など、様々な要因で使用感は異なってくると思いますので、導入の際には他の方のレビューもぜひ参考にされてください。

私の環境は以下の通りです。

Pogoplug本体:Pogoplug Series 4

有線LAN:NTT Bフレッツ(プロバイダ/OCN)

USBデバイス:Intel SSD 320 Series 2.5inch MLC(SATA接続)




Pogoplug App
カテゴリ: ミュージック
価格: 無料



※価格や機能等は変更になることがありますので、ご注意ください。
※平成24年1月31日現在の情報です。