2011年12月5日月曜日

【イベントレポート】AUGM宮崎 2011に参加し、AIP CLOUD 3DAYS -2nd Season-にてApple関連セッションを開催しました。

2011年12月3日に開催された「AUGM in MIYAZAKI / November 2011」に参加しました。

翌日は、私が企画&司会進行を務めさせて頂いた「AIP CLOUD 3DAYS -2nd Season-」のApple関連セッションを開催させて頂きましたので、簡単にご報告を。

今年からAUGM宮崎は会場が変更になり、とてもモダンで内装も新しい「インタークロス」という会場になりました。

会場内も開放的な雰囲気で、音響もしっかりしていたのでとても聞き取りやすかったです。
会場のインタークロス
2イベントの記事を書くために、各講演者プレゼンの詳細は省略しますが、Ustreamのアーカイブが残っているようですので、ぜひ公式チャンネルを参照されてください。

AUGM本会もそうですが、懇親会も二次会も非常に楽しい時間を過ごすことができました。
特に二次会では、地元宮崎では有名な尾崎牛の取引先である「バーレストラン直樹」に伺い、様々な尾崎牛料理を頂きとても美味しかったです。
尾崎牛
そして翌日「AIP CLOUD 3DAYS -2nd Season-」参加のため、林 信行さんとDANBOさんを福岡までお連れし、道中とても貴重なお話をお聞きすることができました(^^)

AIP CLOUD 3DAYS -2nd Season-」は開催日まで講師全員が揃うことがなかったため、当日本番直前に楽屋で打ち合わせを行ったのですが、特に孫 泰蔵さんは会場入りが直前だったこともあり、パネルディスカッションは打ち合わせなしで望むことになりました。

Apple関連セッション開始時になると、会場には学生さん含め100名を超えるであろう方々に集まって頂き、司会席から見ると熱気さえ感じられ、Appleというキーワードに関心のある方がこれだけ多くいらっしゃるのだという事を実感しました。
会場のようす
そんな経緯もあって、いざ本番を迎え司会席に立つと今まで経験したことのないレベルの緊張が襲い、進行表カンペを結構綿密にiPadで作っていたのですが、全く自分の考えていた進行とは違う流れになってしまい、外村 仁さんに「緊張し過ぎで顔が赤くなっているよ」的なご指摘も入り、本当にお恥ずかしい限りでした(^^;)

何とか気持ちを落ち着けて、Apple関連セッション1つ目である外村 仁さんとDANBOさんによる特別対談「スティーブ・ジョブズ(Apple)イノベーションの軌跡」がスタート。
特別対談のようす
特別対談では、スティーブ・ジョブズとAppleが築いてきたイノベーションの軌跡について取り上げ、Appleは何故数々のイノベーティブな製品を生み出すことができたのか、理念的な部分から会社組織の仕組みまで、総合的にお話頂きました。

特に印象的だったのは、「Apple社内で企画プレゼンが行われる場合、常に一発勝負であり、一度ボツになった企画は二度と復活することがない。さらに企画にゴーが出た場合も1週間以内に実行されなければいけない。普通の企業の何倍ものスピードが求められる。」

そして、「シリコンバレーでは誰も企画書を作らず、プラン自体もあまりきっちり作ることは少ない。何よりスピードを重視し、その時々に合わせてプランを柔軟に変更していく勇気を持つことが重要。」が心に残りました。Appleという会社を長く見てこられたお二人だからこそ、非常に説得力のあるお話です。

続いて、Appleがリリースした数々のイノベーティブなプロダクトについて取り上げ、Mac/iPod/iTunes/iPhone/iPadなど、お二人の思い出や秘話などを語って頂きました。

また、お二人が当日カバンの中にお持ちだったオススメのデバイスを1つずつご紹介頂き、DANBOさんに「PlugBug」を、外村 仁さんに「Kindle Fire」をそれぞれご紹介頂きました。
 

続いて、林 信行さんの特別講演「Apple失敗の歴史」です。
偉業や成功ばかりが注目されるAppleでさえ、その歴史の中では失敗もある。ということで、日本では一度失敗すると後がないと考え悩んでいる人が多い中、Appleでさえ失敗していることも数多くあるという事を知ってもらい、恐れずにどんどんチャレンジすべき!というコンセプトでお話頂きました。

私が、ブッキング段階でかなり無理なお願いをしてしまったのが講演の中でも語られていますが、今回のスライドはほとんど新作ということで、大変貴重な講演です。
当日配信されたUstreamの録画がありましたので、ぜひこちらでご覧ください。



講演の中で特に印象的だったのが、「失敗から学び、それを反映させることが重要だが、それは簡単ではない。Apple製品が総じてシンプルなのは、シンプルでなければ製品の改善点が見えにくくなり、失敗の反省を製品に反映させにくくなる。」

さらに、「宇宙に衝撃を与える。というのがAppleのキーワード。まだ誰も見たことのない製品を世に送り出すのだから、日本の企業がよく行うような事前の市場調査など無意味。」は、革新的な製品を世に送り出すための一つのヒントなのかも知れません。

パネルディスカッションのようす
撮影:hyperjoe氏
続いて、今回のApple関連セッションのメインイベントとも呼ぶべき、外村 仁さん・孫 泰蔵さん・林 信行さん・DANBOさんの4名によるパネルディスカッションです。

パネルディスカッションのタイトルは「スティーブ・ジョブズ 語り継がれる歴史と未来」ということで、今年惜しまれつつ亡くなったスティーブ・ジョブズ本人についてフューチャリングし、その指導者としての立ち振る舞い、経営哲学、人柄などについて語って頂きました。

各パネリストに、スティーブ・ジョブズとの思い出や逸話をご紹介頂き、特に私がモデレータを務めさせて頂きましたので、外村 仁氏が解説された書籍「スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション」と、当日即売会&イベント終了後にサイン会も開催された(私ももちろん購入してサイン頂きました!)林 信行氏が執筆/監修された書籍「スティーブ・ジョブズは何を遺したのか」から印象的なフレーズなども少し紹介させて頂きました。
 

そしてパネルディスカッションの流れはそのままに、4名のパネリストにはそのまま残って頂き、地元九州でiPhoneアプリ開発を行っている企業4社にライトニングトークを行って頂きました。

今回は、株式会社アイフリークからくりもの株式会社SIIIS株式会社アラタナの4社に講演頂き、ライトニングトーク後はパネリストの方々や前の席の方々にご講評を頂き、最後に孫 泰蔵さんに締めのお言葉を頂きました。
SandyTripライブのようす
そしてApple関連セッションの最後を飾るのは、長崎県佐世保市で活動するユニット「SandyTrip」によるiPhone/iPadの楽器アプリを利用したライブです。

今回は通常の楽器を全く使わずに、iPhoneとiPadだけで演奏を行い、そこにボーカルのAYUMIさんの透明感のある歌声をのせて。という非常にシンプルな構成で演奏して頂きました。

特にライブ後半のKAZUさん(○っぷるまん)のプレイが圧巻で、ギターアプリやドラムアプリ、さらにはApple純正のGarageBandアプリを利用した、即興での音楽制作のデモが素晴らしかったです。
GarageBand App
カテゴリ: ミュージック
価格: ¥450


そしてApple関連セッションも無事終了し、「AIP CLOUD 3DAYS -2nd Season-」2日目の全日程が終了しました。

今回はイベント企画やブッキング、そして当日の司会進行やモデレータを務めさせて頂きましたが、反省点は多く、今後AUGMやApple BUなどイベント開催の際にも注意すべき事など色々学びました。

ご参加頂いた皆さんから、Apple関連セッションへのお褒めの言葉を沢山頂いたのは大変嬉しく、ひとえに講演者・パネリストの皆様のお力があってこそと思います。本当にありがとうございました。

林 信行さんの講演でも紹介されたことですが、今回の反省点を自分なりの「失敗」と位置づけることで、失敗から学び、それを今後自分の経験として活かせるよう努力していきます!

最後に、今回の懇親会は私が以前から一度行ってみたいと思っていたお店「太郎源」で開催され、前評判と期待通りの素晴らしい料理の数々を頂くことができましたので、その写真を数点載せて締めにしたいと思います。

お忙しい中ご参加頂いた皆さん、本当にありがとうございました。そして、関係者の皆さんお疲れさまでした!!
お刺身盛り合わせ
佐賀牛のタタキ
カラスミの薫製
※価格や機能等は変更になることがありますので、ご注意ください。
※平成23年12月5日現在の情報です。