2013年8月の定例会は、8月17日(土)18時~JR長崎駅前の「えきまえ」いきいきひろばにて開催しました。
8月のテーマは「電子書籍あれこれ」ということで、今回はしくさんに最近の電子書籍はどんなサービスがあるかの簡単な紹介・iBooksとKindleの紹介・自炊についてなどをお話頂きました。
定例会内容をレポートします。
8月の講師、しくさん |
[1]アプリ型書籍を購入
[2]PDFやEPUB等の汎用規格のデータを購入
[3]電子書籍ストアで購入し、専用アプリ等で読む
が挙げられ、それぞれ特徴があります。
アプリ型書籍としては、書籍自体が単独のアプリとなって販売されており、アプリ単体で完結しますがそのアプリで他の書籍を読んだりすることができません。
汎用規格のデータとしては、PDFやEPUB等あり、読む端末を選ばないのが最大の特徴です。iPhoneでもiPadでもMacでも画面サイズに合わせて表示してくれる唯一の選択肢でしょう。
電子書籍ストアとしては、近年様々なストアがオープンしていますが、大別として「出版社が運営するストア」と「販売会社が運営するストア」の2つに分けられます。
BOOK WALKER 1G
カテゴリ: ブック
価格: 無料
出版社が運営するストアでは、ラインナップが自社の書籍に限定されますが、その分貴重なタイトルがリリースされる可能性も高くなります。(BOOK☆WALKERなど)
一方、販売会社が運営するストアではストアによってサービスがかなり異なりますが、ラインナップや価格などはストア毎に個性があります。また、iOS系のアプリではリーダーアプリが各ストアでリリースされていることが多いのですが、アプリ内課金の方式を採用していないことが多いようで、これはアプリ内課金を採用してしまうと書籍毎の売上からAppleに3割抜かれてしまうからではないかと分析されていました。(Kinoppy、honto、BookLive!、eBookJapanなど)
紀伊國屋書店Kinoppy
カテゴリ: ブック
価格: 無料
次に、電子書籍を読む端末としては主に以下のようにまとめられました。
Apple:iPhone / iPad
Amazon:Kindle
楽天:kobo touch / kobo mini
SONY:Readerシリーズ
BookLive!:BookLive! Reader Lideo
また、電子書籍は購入しなくても自分で作ることができ、最近ではいわゆる「自炊」ということでちょっとしたブームになっています。
これは手元の本を断裁してスキャニングして汎用規格のデータにするのですが、それぞれの段階で詳しく説明して頂きました。
まず裁断方法ですが、簡単なものでは小型のカッターから本格的な卓上型の断裁機まで、さらにはキンコーズでできる断裁サービス(1冊105円)等を紹介されました。
卓上型の断裁機としては、サイズや使い勝手でお値段ピンキリということで、これは実際の使用頻度に合わせて適切なものを選んだ方が良さそうです。
次にスキャニングについてですが、ドキュメントスキャナも色々なメーカからリリースされていますが、ScanSnapシリーズが自炊で好評を博しているPFU社が一歩リードしている印象でしょうか。
実際私もScanSnap iX500を使っていえ、スキャン速度など非常に満足しています。
また、EPSONやCANONなど昔からスキャナを販売しているメーカはぜひ頑張って良い製品をリリースして欲しいところです。
また、最近話題の「非破壊自炊」としてScanSnap SV600が挙げられましたが、スキャン速度や手間を考えると、通常の自炊で利用するよりも断裁できない貴重な文献や資料をスキャンする用途に向いているとのことでした。
書籍の断裁のデモ |
さらに通常の自炊のデモとして断裁機をお持ち頂き、断裁のデモまで。重かったと思いますが本当にありがとうございました!!
JUCIE 最速非破壊自炊カメラ
カテゴリ: ビジネス
価格: ¥170
以上、8月の定例会レポートでした。
9月の定例会は、第3土曜日の9/21(土)に開催します。
※会場は6号室になります。
内容は「手のひらで描く未来。Leap Motionの実力とは?」ということで、先日発売開始されたLeap Motion Controllerをゲットしたので、デバイスの特徴やオリジナルアプリストアのラインナップ、さらには実際の操作感などを見て頂ければと考えています。
詳細は後日メーリングリストにて告知しますが、皆さんどうぞよろしくお願いします!
※掲載商品の価格や機能等は変更になることがありますので、ご注意ください。
※平成25年8月31日現在の情報です。