第35回Apple BUは、トリニティ株式会社の星川 哲視 氏に「商品の魅力を伝えるKeynoteプレゼンテーション」というタイトルで講演して頂きました。
まずは講演開始前に、Apple Storeスタッフから「Easy Pay」機能についてのご案内。
先週から始まったサービスということで、Apple Store公式アプリを使って商品バーコードをスキャンするだけで、支払いが完了できるというものです。
今回の講演内容をレポートします。
Keynoteを使えば、かんたんに見栄えの良いプレゼンテーション資料を作ることができます。
まずトリニティ社の新製品「次元」のプレゼン資料を元に、Keynote作例を紹介。
トリニティ社の新製品「次元」は、オールメイドインJapanをコンセプトに開発されたそうで、製品本体はもちろん、パッケージなど全てのプロセスが日本のクオリティで製造されているとのことです。
Trinity社の新製品「次元」を例にプレゼン |
それ以外にも各分野のスペシャリストが結集し、次元は作り上げられ、「革・峰・籐」の3種類のテクスチャにそれぞれ3色がラインナップされています。
「次元」には大人気のバブルレスフィルムや、東レのトレシーという高級クリーニングクロスが付属しており、付属品まで全てがメイドインJapanに徹底的にこだわっているそうです。
プレゼンテーションのデモが終わり、ここからは具体的な作成方法などについて。
まず一番大切なことは、プレゼンで紹介する商品を愛すること。最初はテクニックより気持ちが重要ということで、実際にKeynote資料を作る時は、ストーリーつまり商品のコンセプトや開発過程の特徴など、プレゼン相手に伝えたい事項を簡潔にまとめると良いそうです。
また、プレゼンの際によくありがちな紙の資料は配布しないこと。資料を配布してしまうと、先の資料まで読み進められるので、ストーリー性が出せなくなってしまうそうです。
さらに、プレゼンテーションを行う時はプレゼンテーションを読まない。つまりKeynote画面を棒読みしないということ。画面に話しかけるのではなく、プレゼン相手や聴衆の方をきちんと向いて話すように心がけると良いそうです。
プレゼンする商品を愛する。気持ちが大切。 |
まずキーカラーを作り、ロゴなどを使用した統一イメージを作る。フォントサイズはできるだけ大きく設定し、また、いつも大画面のスクリーンにKeynote資料を投影できるとは限らないので、できるだけ明朝体よりもゴシック体を多く用いて見やすい文字にする。
表やグラフを活用して、数字を視覚的に分かりやすく表示するのも有効で、言葉で説明するよりも一目で理解できる場合が多いそうです。
また、ビジュアル要素を大きく押し出すことにより、見栄えの良いスライドになり、簡単にモーション効果を設定することができるので、特に強調したい部分には目をひく効果を入れると良いようです。
最後に、リハーサルは入念に。素晴らしいプレゼンテーションは即席でできるものではなく、練習の積み重ねで、時間配分などより良い形にブラッシュアップしていくのは基本ですが、一番重要なポイントなのではないでしょうか。
素晴らしいプレゼンテーションをされる方は、総じて入念に練習を積み重ねられていると思います。聴衆からの意見をプレゼンに取り入れていくのも有効なのかも知れませんね。
以上、第35回Apple BUのレポートになります。
今回は大型台風の上陸と日程が重なるということで、当日飛行機で東京からお越し頂く予定だったため、最終手段として事前にiChatを利用しての遠隔講演の準備や調整を行っていましたが、台風は無事イベント前日に通り過ぎ、取り越し苦労となったので安心しました。
第3回Apple BUの時にもご講演頂き、今回はさらにブラッシュアップされた内容ということで、私もとても勉強になることが多かったです。
商品の魅力を伝えるKeynoteプレゼンテーション、皆さんもぜひ参考にされたより良い形のプレゼンテーションを目指しましょう!
Hossyさん、東京からのご参加ありがとうございました。
またぜひよろしくお願いします(^^)
※価格や機能等は変更になることがありますので、ご注意ください。
※記事内容は平成24年6月20日現在の情報になります。