2011年8月9日火曜日

セミナーレポート(2/2)「サイバー大学 IT・ビジネスセミナー:スマートフォンで変革するライフスタイルとビジネススタイル」ソフトバンクモバイル株式会社 スマートフォン推進部部長 中山 五輪男 氏

2011年7月29日(金)に開催された2011年度 第1回「サイバー大学 IT・ビジネスセミナー」のレポート第二弾です。


講師は、ソフトバンクモバイル株式会社 スマートフォン推進部部長 兼 シニアエヴァンジェリストの中山 五輪男 氏でした。

2部となる後半のポイントは「スマートフォンのビジネス分野での活用」について

まずは、株式会社LIXILグループのトステムブランドの事例について。

トステムが1年間に発行するカタログを積み上げたら、高さは140kmにも及ぶ。
営業が全てのカタログを持ち歩くのは大変なので、約5,200台のiPadを全社的に導入し、オリジナルアプリを制作した。
営業がしやすくなり、かつ従来の紙媒体では表現ができなかった、インタラクティブなサッシの色変更や動画レポートなどを取り入れる事で、お客様に分かりやすく感動を与えることができるようになった。

TOSTEM mag App
カテゴリ: ライフスタイル
価格: 無料



次に、株式会社H.I.S.の事例について。

従来通りの店頭カタログや新聞広告チラシの情報はもちろん、iPadならではの機能として、動画付きのカタログを用意。
写真では表現の難しい、旅行先のスポット紹介のような動画を誌面に埋め込むことにより、現地のイメージがつきやすくなる。
店頭にご来店されたお客様に対しては、このアプリがインストールされたiPadを無償で貸し出して、店員が説明するスタイルではなく自由に使って頂いて旅行のイメージを膨らませて頂くようにしている。

H.I.S.バーチャルショップ App
カテゴリ: 旅行
価格: 無料



次に、アウディジャパン株式会社の事例について。

アウディの最高級セダンA8の販売開始に合わせて、A8のテクノロジー的な特徴や室内空間をバーチャル体験できるアプリを制作。
Factory Tourなど、実際にA8が作られる過程を丁寧に説明することで、ブランドに対する安心感や信頼感を与えることができる。
また、A8を購入するとiPadが進呈され、納車までの期間中オーナー様にA8の車両取扱説明書を読んで頂いたり、A8の特徴をゆっくりご覧頂けるようにしている。

Audi A8 Experience App
カテゴリ: ライフスタイル
価格: 無料


Audi A8 - The Art of Progress App
カテゴリ: ライフスタイル
価格: 無料



次に、ソフトバンクテレコム株式会社の事例について。

ソフトバンクグループが提供する携帯電話の料金プラン・割引サービスや機種ラインナップなどの説明ができるiPadアプリを制作し、通常のカタログの電子化のみならず、動画やアニメーションで分かりやすく説明できる。
お客様からは、理解しやすいと高い評判を得て、かつ営業部員のスキル向上につながっている。


次に、沖縄県商工観光課の事例について。

沖縄県ではiPhone 4を300台導入し、そのうち那覇空港に100台配置して専用アプリで観光案内を行っている。
また、中国や韓国からの旅行者向けのアプリとして「Okinawa2GO!」がリリースされていて、沖縄の観光客に対してテレビ電話で24時間体制でFaceTime観光案内のサポートを行ったり、希望者へのiPhone貸し出し時に、許可をとって位置情報・行動ログなどを記録して各国ごとの行動パターンなどを調べている。

Okinawa2Go App
カテゴリ: 旅行
価格: 無料



次に、株式会社活美登利の事例について。

回転寿司チェーンで、iNEXTという遠隔監視システムと、パナソニックの約10万円のネットワークカメラを利用して、離れた場所からでも厨房の様子や寿司ネタの状態などを把握できるシステムを構築。
iNEXTはコンビニ/獣医/薬局/医院/運送会社/製造工場など様々なシーンで利用されている。


次に、モチベーションアカデミアの事例について。

栄光ゼミナールとリンクアンドモチベーションがコラボした、志望校合格のための「学力」と「生きる力」を向上させる、全く新しい進学塾。
生徒にiPadを購入させ、iPadが教科書ノート変わりになっており、レクチャーは動画を事前に見て予習させ、生徒自らスケジュール管理やタスク管理を実施し、学習の進行度合いやスケジュール管理することで自己管理能力を身につけさせている。


以上、2回に渡ってセミナーレポートをお届けしました。
実際のセミナーでは今回記載できなかったアプリも多数紹介があり、そのどれもが興味深くとても有意義なセミナーでした。
また機会があればぜひ参加させて頂きたいセミナーです!

※記事の内容は、2011年7月29日現在の情報です。