2011年12月10日土曜日

【AXIESレポート】キヤノンITソリューションズ「Macクライアント統合ソリューション:Total Manager for Mac 2」at 大学ICT推進協議会 2011年度年次大会

2011年12月7日(水)〜9日(金)に、福岡市の福岡国際会議場で開催された、AXIES 大学ICT推進協議会の「2011年度 年次大会」に参加し、様々なセミナーや展示が行われましたので、数回に分けてレポートを行います。

今回は、展示会に出展されていた「キヤノンITソリューションズ株式会社」のブースで、Macクライアント統合ソリューション「Total Manager for Mac 2(参考出展)」について説明して頂きました。

このソリューションは、学内のクライアントPCを統合して管理運用するもので、特徴としてはNetBootとLocalBootを1システムで管理することができるほか、専用のiPadアプリケーションにより、より管理が分かりやすくなっているのがポイントです。
※クライアントPCはMacに限定されます。

ただし、今回紹介されたバージョン2は参考出展ということで、現在公式サイトに掲載されているのは、下図のバージョン1です。
Total Manager for Mac
画像出典:Canon
バージョン2のリリースは、2012年の春頃というアナウンスですが、バージョン1から進化した一番のポイントは、ソリューション内のサーバマシンであるXserveが2011年1月31日で販売終了になったのを受け、管理サーバがMac miniの2台構成になり、管理者がiPad端末からクライアント管理が可能になったところです。

この規模のソリューションであれば、Xserveの代わりはMac Proの方が好ましいのではないかと、担当者にお聞きしてみたのですが、Mac Proではラックマウントに収まらないのが問題のようでした。検証の結果Mac miniでもパフォーマンス的に問題なかったとのことです。

また、「Total Manager for Mac 2(参考出展)」の特徴として、以下の6点が挙げられています。
1.必要なサーバを全てラックマウント化
…40台のブートならたった2U。また、HDDや電源等の交換も簡単に行える。

2.エコクライアント機能
…起動とシャットダウンをスケジュール化。スリープモード時の消費電力を削減。

3.NetBootとLocalBootに両対応
…どちらのブート方式も1システムで管理が可能。ブート方式に関わらず、一貫した管理が可能。

4.10Gbps対応
XserveMac Proでは実現できなかった10Gbpsをサポート。配信時間を極限に短縮。

5.管理者端末としてiPadをサポート
…人間工学に基づきインターフェイスを開発。PCブラウザとしてSafariおよびIEの他、iPadからの設定管理もサポート。

6.様々な商用ツールと連携
…Total Manager for Mac 2は、単体の機能の枠組みのみでなく、ログ管理ツールや環境復元ツール等、様々な商用ツールと連携。
Total Manager for Mac 2
※価格や機能等は変更になることがありますので、ご注意ください。
※平成23年12月9日現在の情報です。